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Toonの設定について教えてください |
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(投稿はここのテーマで良いのかな?)
Toonアニメの製作に関してはHashでも日本人はずば抜けて上手いと 絶賛しております。そこで、Toonのレンダリングを行う際(Ver.10.5で) 日本ユーザー間でとくによく利用される設定(シェーディング等?) というのはあるのでしょうか? |
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Toonの設定ですか?
アニメ絵を作る場合、どういう事がしたくて 今問題になっているところは何処....とか言う話でよいでしょうか? 僕の場合は10.5の機能でだいたいは満足しているのですが 幾つか、もう少し直してもらえれば非常に助かるという点があります。 もしも参考にしていただけるなら書かせていただきたいと思います。 |
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[regular]
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想像するに、日本のユーザの綺麗なToon作品がどうやって作れるのか、
Hashにはよくわからないんじゃないですかね? 開発側の想定した使い方を超えちゃってるというか。 自分はToonやってないんでアレですが、 例えば、Toonってレンダリング機能に変更があったとき、 非Toon系より影響を受け易いんじゃないかと思います。 で、Toonユーザ的に「これは、こう出力されないと困るよん」というのを Hashが理解できていないと、レンダリング機能の改良は 時にToonユーザにとって障害になることもあり得ますよね? だもんで、ぶっちゃけ「(Toonに於ける)アニマスの使い方をHashに教えてちょ」という 話なんじゃないかと思ったんですけど、如何でしょうか? |
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はじめましてsaikoさん。
僕もアニマスを楽しく使わせていただいている一人です。 #以下、ご質問の性質上アニマスの用語表記を使わせて頂きます。 #分かりにくくなるかと思いますがすみません。 日本のToon絵で特によく利用する設定、一工夫が必要な設定というと おそらく、色の彩度をあげるための調整として Diffuse color、Ambiance Intensity、Gradientではないでしょうか。 アニマスのノーマル設定で行うやり方では、陰影で彩度が落ちるため、 セルアニメーション的な鮮やかな色彩が出すことが出来ません。 また陰(shade)の部分と影(shadow)の境界を馴染ませる工夫が必要です。 *かたかた氏がこの点についてのチュートリアルを書かれています。 http://home9.highway.ne.jp/katakata/tuto/toon2/toon2.html http://home9.highway.ne.jp/katakata/tuto/toon1/toon1.html ただ、Ambiance Intensityを不自然に上げて表現するので 思ったとおりの色や陰影を出すのは初心者にとって少しやっかいです。 Decalを使う場合も、 あらかじめAmbiance Intensityで補正されるのを逆算した明度に 調整しなくてはいけません。 ver11からはAmbiance colorの要素が絡むのでさらにややこしくなりました。 *日本のアニメ制作業務の現場でも使用されるLightWaveのUnRealプラグインですと この点を自動的に調整してくれるようです。 ・セルシェーディングの発色を調整する各種フィルタ機能 http://black.sakura.ne.jp/%7Ed-creation/plugin/unreal/htm/guide.htm アニマスでも、もっと直感的に色が設定できれば かなりラクになりますので ご一考いただければと思う点です。 >幾つか、もう少し直してもらえれば非常に助かるという点があります。 おそらくHIRO.PONさんがおっしゃるものの一つに 以上のことがあるのではないでしょうか。 |
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[NEWS Editor]
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アニマスのToon機能を補足する工夫などのページを以前作成したので
よろしければ参考にどうぞ。 内容はカタカタさんのものを元にしています。 トゥーン機能を補足する方法;http://www.tekipaki.jp/~akinori/AM/tips/Tooncolor/another_toon.htm[/url] ポイントとしてなのですが、アメコミは影を基本的には黒にしますが 日本では、光の加減を考慮してもう少しやわらかい色にします。 肌の影は赤味が差しますし、白いシャツの影は青くなるとかそういう感じですね。 ver11から追加されたAmbience colorはリアル系で画像作成方法に この考え方を取り入れたものだと思います。 Ambience Colorに関しての説明:http://www.artware.co.jp/topix/v11alphafea/v11alphafea2_6.html[/url] ただ、機能が足りないのでToonでは使えません。 修正のポイントは、 DecalにAmbience colorの項目を追加する。 Ambience colorにもgradientを追加する。 かなと。 (要望は既に出していますが、出来れば確認してください(^^;)) あと、設定に関してですが わりと重要なコツはアニマスのToon機能の苦手部分を隠して、 良いところを引き出すようなところだったりします。 参考までにひとつBTSに書いてみました。 ToonLineの問題と回避方法です。 ToonLineの問題回避方法1:http://animaspark.net/bts/index.cgi?NO=133[/url] バグというよりも、プログラムの性質上仕方がない ところかとも思うのですが、 やっぱり絵を作るには困るところなので BTSに書いたような方法で工夫して逃れています |
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>もしも参考にしていただけるなら書かせていただきたいと思います。
はい、既に書かれていること以外、もしくは追加があれば教えてください。 >「(Toonに於ける)アニマスの使い方をHashに教えてちょ」という >話なんじゃないかと思ったんですけど、如何でしょうか? そうですね。日本にはアニメ・Toonに長けていらっしゃる方が多いので、 Hashでは日本人のToonに大変興味があります。 皆さんで共有されている設定(例えばyamoriさんがおっしゃったような Diffuse color、Ambience Intensity, Gradientの設定値など)があれば 知りたいな、といった感じです。 yamoriさんが教えてくださったKatakataさんのリンクやHIRO.PONさんの Toon機能の補足のサイト、「ToonLineの問題と回避方法」などに記された 方法が一般的に使用されているということでしょうか。 >(要望は既に出していますが、出来れば確認してください(^^;)) はい、確かにその要望はHashでもうけておりました。 (繰り返しになりますが、) 皆さんの投稿は英訳してHashに逐次報告しております。 特にすぐに答えが出る事柄ではないので私からここで返答は できませんが、Hashも皆さんの意見を参考にしておりますので、 これからも情報をお寄せください。 |
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[NEWS Editor]
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基本的な僕の設定パターンでサンプルを作成してみました
まず明るい部分、中間、影の3パターンで、 なるべくデジタルな変化をしたかんじが 今の流行のアニメ絵に近い気がします。 影には多少色がつく方が絵に深みが出ます。 屋内では証明の色を考慮してオレンジ、 屋外、晴天下では空の青さが入るので青、 夕刻は雄飛の色を考慮して赤紫、ピンク が基本ではないかと。 線の太さは、くどくならない程度で、 背景など強調する必要の無いところには線を引かないほうが良い。 などが基本的な方針です。 これをもとに以下のような設定をします。 --------------------------------------------------- Suraface設定基本 Ambience:30-50% 初期値の0だと影の部分が暗すぎる。 地面や金属物は30%に近く、服や肌など柔らかい物は50% ToonLine Color:Specified/black Thickness:0.5(初期値の1.5は太すぎる) ToonBias:20 ToonLineは上記の用に場所により太さを変えるのでレンダリング全体ではなく グループ単位もしくはモデル単位で指定します。 Light設定基本 light1 影:ON(100%/Bias0.01cm)のSUNで全体の明るさと色を調整 light2 影:OFFのSUNで影の明るさと色の調整 light1と2は同じ位置で同じ方向を向くようにコンストレインツを設定します。 作業中間違えて触らないようにlight2は選択不可にします。 ZbufferはToonで使うと不自然な結果になるので使わない widthは影の伸び具合を考えて調整、150-50cm程度 屋内など暗がりの必要な場合はSUNではなくKleigを使います。 Camera設定基本 Focal Length:135 初期値の70は値が小さすぎて不自然なので変更 ※これはToonに限りません、なぜ70なのでしょう?? Gradient設定基本 0-50%は一定の値にします、かたかたさんは明度0%を割り当てていますが この方法だとアニメだと影の色の調整しにくい(静止画であれば可能ですが)、 そこで影の部分はShadowのみ使うこととして、明るめの状態にしておく Gradientは以下のとおりです。 あと ToonはToon with Falloffを使用しています。 Hashに要望済みですが 10.5以降のToonはライトの効果の仕様変更があり コレが日本のアニメ絵と相性が悪いので使用していません。 ---------------------------- 完成イメージはこんな感じです。 サンプルデータ |
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[NEWS Editor]
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アニマスは物体が離れている場合はToonLine(漫画の線)を
描いてくれますが、 繋がっている面上など意図した部分に線を引く機能がありません。 おそらくHashではDecalで描けると考えているのだと思いますが 実際に使うと線がぼやけてしまい、 ToonLineに必要な品質の確保が出来ません。※1 そこで、Render As Lineという機能を苦肉の策として使用しています この機能は曲面だと綺麗に描かれない、 条件によって間違ったレンダリング結果になる等の問題があるのですが モデリング時に多少考慮すると何とか使えるレベルにはなります。 サンプル図 ドアノブ以外はRender As Line機能で描いています。 窓枠前部角などでかすれているのは Render As Lineの機能の精度が不十分だからです※2 ただ、こういう任意の部分に線を引くのはメカに限らず 服の縫い目や、アニマスが計算上うまく線を出せない部分に 強制的に線を引く場合などに必要な機能なので できればアニマスの機能として 任意のスプラインに沿って綺麗にToonLineを引く機能を つけて欲しいとの希望は強いので、よろしくお願いいたします。 あと、Hashでどういうデータの作り方をしているかの参考にどうぞ。 ライブラリに入れてもいいです。 自動車データ:http://www.tekipaki.jp/~akinori/u_nder/RX8.zip[/url] ※1 デカルがボケすぎているという問題指摘は既に報告済みです レンダリング速度向上のためのMAP縮小計算のパラメータが不適切 用途によって調整すべきところなので、 ユーザーが変更する方法が必要 ※2 一旦、モデル化するらしいのですが、その精度が若干低いです。 これも用途に合わせてユーザーが変更できるような方法が必要 |
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